せっかくコンサルになるならマネージャーまでは頑張った方が良い理由

コンサルの働き方

コンサルティングファームの中の人たちは、コンサルファームの中でキャリアを登り詰めていくという人よりも、再度コンサルの外に出ていくことを前提とした人の方が圧倒的に多いように思います。その中には、マネージャーになる前に別の業界に転職していく人も少なくありません。

もちろん個々人のキャリア目標や目指す所によって、コンサルにどれくらいいるかが決まってくるため、何が最適というのはありません。しかし、個人的に「コンサルとしてのキャリア」を最大限楽しめるのはマネージャーになってからのように思いますし、元コンサルと胸を張って言えるのもこれくらいの職位からではないかと思います。では、マネージャーとなると何が変わるのでしょうか。

商売の仕組みが肌身で分かり出す

コンサルティングファーム自体もひとつの営利企業ですので、ビジネスとして適切な利益を上げなければなりません。その上では、売り上げを上げながら原価を適切にコントロールするという、商売として当たり前のことを考えなければなりません。具体的には、プロジェクト開始前にクライアントの期待値やゴールからどれくらいのフィーが適切かを算出し、各コンサルタントの原価を考えながら体制を作り、プロジェクトを実行しながら収益の管理をしていく必要があります。マネージャー未満の職位でも、事務作業の一環としてこれらを行うことはありますが、プロジェクト個別の売り上げや利益を管理するのは、コンサルティングファームでは一般的にマネージャー以上の仕事です。

言わばプロジェクトひとつひとつが「商売」そのもので、これを経験できること自体が面白く、仕事の醍醐味であると思います。

プロジェクト運営を思うとおりに行える

コンサルタントやシニアコンサルタントといったマネージャー未満の職位は、基本的にすでに設定されたゴールからタスクを分解し、それらを期日・求められるレベルを満たすよう遂行するのが仕事となります。対してマネージャー以上の仕事は、そもそもゴールをどこに設定するか、プロジェクトをどのように導いていくかといったより大きな視点での仕事となります。もちろんコンサル・シニアコンサルの仕事自体もやりがいはありますが、より主体的にプロジェクト運営ができるマネージャーの仕事の方が、ダイナミックで面白味があると私は思っています。

もちろんこれらの仕事は口で言うほど簡単ではなく、ある日突然クライアントからの期待値が大きく変わり、体制変更が求められるかも知れません。杓子定規に「契約外の仕事はしません」と言うことはクライアントのことを考えれば望ましくありませんし、かと言って無尽蔵に仕事を受け続けるのも現実的ではありません。クライアントから提示された期待値に対して、追加の予算が受けられるかといった交渉や、予算が追加できない場合にどこまでを対応してどこからはクライアント内で受け持ってもらえるか、といった議論が必要となります。これらの仕事は往々にしてタフなものになりがちですが、それゆえの達成感もまたひとしおです。

出口まで考えたコンサル転職のススメ

事業会社からコンサルティングファームへの転職を考える際、個人的にはコンサルとしての醍醐味を享受できるマネージャーまで昇進することを目標としていただきたいと思っています。とは言え、もちろん個々人のキャリア目標や、コンサルの後に何をしたいか、その時に年齢的なハードルが無いかどうかといった現実的な事情が出てきますので、現実的にどこまでコンサルのピラミッドを登れるかは人によって異なるでしょう。しかし、コンサル転職後を見据えてコンサルとしてどこまでやれるかを考えた上でファームに転職することで、コンサルキャリアをより有意義に歩めるのではないかと思います。

そのため、転職エージェント等と会話する際には、コンサル後のキャリアについても含めて相談できると良いのではと思います。エージェントによっては、一回ぽっきりの転職支援しか頭にないこともありますので、中長期でお付き合いできるエージェントを探すことが重要です。

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