事業会社からのコンサル転職でどれくらいの職位に着けるか?

コンサル転職

事業会社からコンサルに転職する際は、基本的に業界未経験者として扱われます。その際、入社時の職位はどれくらいのものになるのが一般的なのでしょうか。

入社時の職位によって、期待できるお給料の額も変わってきますし、また入社後に期待される仕事のレベル感も大きく異なります。もちろん選考の過程で、あなたのこれまでの経歴等を参考に適切と思われる職位での採用オファーが出されることになるのですが、どれくらいの職位になりそうかイメージを持っておくことは、選考を受けるうえでもプラスになるでしょう。ざっくりイメージとして、社会人経験が何年あるかで区切って考えていきたいと思います。

コンサルの職位の考え方については、こちらの記事もご覧ください。「転職前に理解したい コンサルの「役職・職位」とは

新入社員~社会人4年目くらいまで

コンサルティングファームにおいても、新入社員~社会人4年目くらいまでを対象に、第二新卒としての採用枠を持つ所も増えてきました。第二新卒で採用するメリットとしては、基礎的なビジネススキルは事業会社の新入社員研修を通じて持っていながら、まだまだ若手でポテンシャルも見込める、若いためにコンサルティングファームの独特な文化にもなじみやすいといった点が挙げられます。

第二新卒枠や、そうとは呼んでいなくとも社会人4年目くらいまでの若手人材に対してオファーを出す場合は、一番下の職位となることが一般的です。待遇もコンサルファームの新卒レベル、もしくは前職の処遇を考慮して多少プラスする、といった形が多いようです。ただ真っ新な新卒とは違ってある程度のビジネススキルや経験もあるため、入社してきちんと実力を示せれば次年度以降に相応の待遇で応えてくれるため、処遇面をそれほど気にする必要はないのではと思います。

社会人5年目~10年目くらいまで

事業会社において、社会人5年目~10年目くらいと言えば、若手とはいえある程度仕事のやり方が身についてきて、特定の仕事領域の中では一人立ちしている頃ではないでしょうか。これくらいの年次で総合コンサルティングファームに入社する場合は、コンサルタントランクの中でも少し上の方か、経験と面接での結果によってはシニアコンサルタントで採用されることもあります。戦略ファームの場合は、総合ファームよりも採用の基準が少し厳しめですので、アソシエイトの真ん中くらいの職位をイメージしておくと良さそうです。

少し前の、コンサルティングファームのビジネスが活況だった時代には、人手不足を解消するために5年目~10年目くらいまでの事業会社出身者をシニアコンサルタントの職位で採用するファームも多くあったようです。シニアコンサルタントの職位であれば、入社時ボーナスや業績ボーナスも組み合わせて「転職後、すぐに年収1000万円台に到達する可能性もあります」という殺し文句で人材確保ができる、というのが大きな理由ではないかと業界内では囁かれています。しかしコロナの影響によりコンサルビジネスもひと段落をついたこと、またファーム内の人材不足もある程度解消の目途がたってきたことも手伝い、事業会社からの転職でシニアコンサルタントでの採用という道は少し難しくなってきているという話も聞きます。

このように、コンサルファームごとのビジネスの状況、また人手がどれくらい確保できているかによってもオファーされる職位が上下しますので、常に最新の状況を調べながら転職活動に挑むことをオススメします。

社会人10年目以降は、かなり少数派

社会人経験10年目以降となってくると、中途採用で事業会社から採用されてくる方の数はぐっと減ってくる印象です。また事業会社からの採用といっても、例えばシステムパッケージベンダーからITコンサルタントになる、といった似た領域の仕事から移ってくることが多くなってくるため、より個別具体性が強くなってきます。

一般論として語るのであれば、総合ファームにおいてはシニアコンサルタントからマネージャークラス、戦略ファームにおいても同様にコンサルタントからマネージャーで採用される可能性が高いと言えるでしょう。しかし、一般的にマネージャークラスは案件の獲得やプロジェクトの管理、部下の管理といったように仕事のレベル感もグッと上がるため、業界未経験者がマネージャーとして入社することにはそれなりのリスクも伴います。そのため、ご自身の適性や実力も踏まえてじっくり検討されることをオススメします。

客観的なアドバイスも参考に悔いのない転職を

事業会社から未経験でのコンサルティングファームへの転職において、ざっくりと社会人経験年数をもとにどれくらいの入社ランクになるかを見てきました。しかし、あなたのこれまでの職務経歴や、入社しようとしているファームの状況によっても入社しやすいランクが異なることもあるため、転職エージェントによる客観的なアドバイスも参考にしながら転職を進めることが重要です。

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