現役コンサルが語る コンサルに転職して後悔していること

コンサル転職

転職に関するブログ等を見ていると、事業会社からコンサルティングファームに転職を果たした人の多くはコンサルでの仕事に誇りを持っており、日々充実した生活を送っているように見えます。しかしながら、コンサルとて完璧に理想の職場ということはなく、実際にはちょこちょこ不具合に見舞われたり、あー転職しない方がよかったかなーと思うこともしばしば起こります。

私自身、事業会社からコンサルへ転職して、ここは正直微妙だなぁと後悔することがありますし、中途転職者から似たような話を聞くことがあります。ここでは、コンサル転職後に後悔した点についてご紹介していきます。

(1) 次の転職先は意外と見つけづらい

コンサルタントと言えば、どこの企業でも通用するスキルを身に着けられる、市場価値が高まるというイメージが流布しているようで、コンサルになった後の転職先は選り取り見取り、といった風に語られることがあります。もちろんスキルについてはビシバシ鍛えられますし、ある程度市場価値も高まったのではと感じることもありますが、それと「適切な転職先」が見つけられるかどうかは別問題です。

筆頭として挙げられる問題が、コンサルの高い給料と同じレベルの給料を出してくれる企業が少ない点です。コンサルとしてしっかり成果を出せば、数年でかなり立派な給与額をいただくことができますが、同じような給与レベルを出す事業会社というのは世の中にそう多くはありません。もしあったとしても、給与レベルの高い事業会社はそもそも人気が高いため、いくらコンサルとしてスキルアップしたと言っても転職するのは非常に困難です。給与レベルを落とせば見つかりやすくなると頭ではわかっていても、生活のレベルを落とすことはなかなか難しいでしょう。

かくして、そろそろコンサルを卒業したいけど転職先が見つからない、というコンサルタントは意外と多く存在します。転職前の方からすれば、なんと贅沢な悩みと思われるかも知れませんが、実際にコンサル卒業の壁にぶち当たるとうまい解決策は出てこないため、コンサル後のバラ色のキャリアを描くのは慎重になった方が良いと思います。

(2) 福利厚生はそんなに充実していない

打って変わって、こちらは転職直後のコンサルタントから聞かれる後悔ですが、別のブログ記事でもご紹介した通り、コンサルティングファームの福利厚生はそれほど立派なものではありません。(コンサルファームの福利厚生は事業会社と比べてどう?)そのため、比較的福利厚生がしっかりした伝統的日系企業から転職した方からすると、思っていたよりも手取りが伸びないこともあるそうです。

特に社宅や社員寮に住んでいた方からすると、実質的に税金の負担なしで家賃補助を受け取っていたような状態ですので、手取り額に換算するとかなりダメージが大きくなることもあります。

人間不思議なもので、高給と呼ばれる憧れの業界に転職するだけで舞い上がってしまい、入ってくるお金の額以上に生活レベルを上げてしまう人がいます(私もその一人でした・・・)。転職の際には、福利厚生も含めて考えることが重要です。加えて、日常の仕事でしっかりと成果を出し、給与をテンポよく上げていくことが大切なのですが、そうすると(1)のジレンマに陥っていくという副作用も。。。

(3) なんだかんだで仕事がキツイ

高いお給料をもらえる、スキルが身に付く、というメリットの代償として、やはりなんだかんだで仕事はキツイです。プロジェクト単位で仕事をしていく宿命として、プロジェクトの開始当初は専門知識のキャッチアップやクライアントとのリレーションシップ構築で神経をすり減らしますし、プロジェクトが終わりに近づくにつれて締め切りとの闘いで連日バリバリと働かなくてはなりません。私も含めて、60歳までコンサルタントとして働いていくと考えている人はかなりの少数派だと思っています。

しかし(1)で紹介した通り、そんなに簡単に転職先は見つかりませんし、もう少しコンサルとしてがんばるかと仕事に精を出すと、年齢も給与レベルも上がってしまってさらに転職しづらく・・・というスパイラルに陥ることもあります。コンサルタントとして一生やっていきたいという思いを持った方であれば心配はないと思いますが、コンサルをキャリアの1ステップとして考えている方は、コンサルからの卒業の仕方もある程度見据えながら考えていくことを推奨します。

コンサル後も見据えた転職エージェントとの付き合い方

コンサルに転職できたとしても、自分の望むキャリアを手に入れるためには継続的にキャリアアップに対してアンテナを張り、行動をし続けなければなりません。さもないと、コンサルなんかに来なければよかったと後悔しながらも、いい転職先が見つからずに日々の仕事で擦り切れていくような生活にもなりかねません。

それを避けるためには、コンサルに転職する前から自身の中長期的なキャリア像をしっかりと考え、自身のキャリアの中でコンサルというステップをどのように位置づけるかを考えることが重要だと思っています。あわせて、一回こっきりの転職エージェントとの付き合いではなく、中長期的に相談できるエージェントを探し、客観的なアドバイスをもらえるよう関係性を作っておくことも必要です。

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