コンサルの社内政治はどのようにして生まれるのか

コンサル業界

コンサルティングファームと言えば、実力主義でサバサバしたドライな人間関係というイメージが先行するのか、社内政治とは無縁というイメージを持たれている方も少なくないようです。しかし、ザ・伝統的日系企業よりかはライトではあるものの、コンサルファームの中にもそれなりの政治やドロドロした人間関係は存在します。コンサルタントのアサインや、ナレッジの共有を依頼する際に、多かれ少なかれ「この手のことは●●さんに仁義を切っておかないと」という会話がなされているのが現実です。

特に事業会社からコンサルティングファームに転職したばかりの方にとっては、どこでどのような政治や人脈が発生しているか、よく掴めないかも知れません。特にリモート環境下となると、オフィスで誰それがよく交流しているといったことが見えないため、社内政治を見極めることはさらに難しいでしょう。ここでは、どのような単位で政治・人脈が生まれやすいのか、考えてみたいと思います。

部署の下のサブチーム単位

もっとも大きな括りとなるのが、コンサルティングファームの中にある部署やチームでしょう。部署やチームをまたがると、提供しているサービス内容や在籍しているコンサルタントの特徴も大きく異なりますので、その間で線引きがなされることが多くあります。

とは言え、部署に対してと言うよりは、その下のサブチーム単位での切り分けが多いように思います。具体的には、サプライチェーンマネジメントという部門があり、サブチームに需要予測系、生産計画系といったものがぶら下がっていた場合は、サプライチェーンマネジメント部でひとつの区切りというよりは、需要予測チーム・生産計画チームという単位に対する、良い言葉では仲間意識・悪い言葉では縄張り意識があるように思います。サブチーム間でも、プロジェクトの特徴や仕事に対するスタンスが大きく異なることが原因なのでしょうか。

パートナー単位

ドラマ「半沢直樹」でも、どの偉い人に付くかが重要といった話がありましたが、コンサルティングファームにおいてもそれは変わりません。有力なパートナーについたほうが社内での発言力も高まりますし、またパートナーとしてもできるだけ優秀な人を自分のチームとして囲い込んでおきたいものです。かくしてパートナー単位で仲間意識・縄張り意識が醸成されやすい傾向があります。

特にコンサルティングファームにおいては、パートナーがその傘下のチームごとごっそり転職するということがちょこちょこ起こりますので、別のファームの人と話をしていても「●●パートナーのチーム」というだけで話が通じることがあるのが面白いところです。

過去のプロジェクト単位

コンサルティングファームの特色とも言えそうなのが、過去のプロジェクトによっても社内の区切りができるという点です。特に大規模・長期案件で、複数の部署やチームが絡むようなプロジェクトとなると、「チーム●●(●●にはプロジェクトの名前やクライアントの名前が入ります)」と呼ばれるようになることもあります。同じプロジェクトで困難に立ち向かった経験を持つと、下手をすると自分の部署・チームに対してよりもプロジェクトメンバーに対して強い帰属意識を持つことも少なくないでしょう。

とは言え、プロジェクト単位での人の集まりは、社内政治といったネガティブなつながりというよりは仲間意識といったポジティブな側面の方が強いかも知れません。

会社によっても差がある社内政治の強さ

以上のように、社内政治や縄張り意識・仲間意識が生まれがちな単位について見てきましたが、もちろんファームによってその強さも大きく異なります。一般的には大きなファームになればなるほど社内政治や人間関係や複雑になりがちですし、また文化によって政治が発生しやすい・しづらいというのもあります。事業会社からコンサルティングファームへの転職を考えられている方は、ご自身の指向(できるだけ政治が無い方がやりやすい・むしろ境界線がはっきりした会社の方が動きやすい)とそれぞれのファームの特徴をしっかり把握したうえで、マッチするファームを選ばれることをお勧めします。その下調べのためには、それぞれのファームの文化に詳しい転職エージェントを選ぶことが重要です。

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