実際コンサルファームは激務なのか?今と昔を比べてみた!

コンサル業界

私が新卒で入社した事業会社からコンサルファームに初めて転職する際、色々な人に言われたのが「激務だぞ」「激務だから体壊さないようにね」「うわぁ・・・」でした。あまりにも多くの人に言われたために、正直今の会社に残り続けた方がいいのでは・・・体壊してリタイアなんてことになりやしないか・・・とずいぶんビビっていたことをよく記憶しています。

最近は働き方改革の影響で、昔ほどの激務さは無くなってきたという意見もあちらこちらで聞かれます。実際のところ、「今の」コンサルティングファームはどれくらい忙しいのでしょうか?できるだけ具体的な労働時間の数字も用いながら、見ていきたいと思います。

「昔」のコンサルファームの激務に対する空気感

私が経験した中で最もキツかったプロジェクトは、10年近く前の全社横断のシステム導入・業務改革プロジェクトでした。プロジェクト難易度の高さもさることながら、プロジェクト全体がかなり遅延しており、プロジェクトメンバー全員が殺気立ちながらパソコンに向かっていました。遅れを取り戻すべく昼夜問わず仕事をしており、残業時間は当たり前のように100時間を優に超えており、一番ひどい時で160時間以上をつけたこともありました。

当時のプロジェクトの特殊事情で、土日に仕事することができなかったため、1日の勤務時間8時間に加えて8時間の残業、つまり合計16時間働いていたことになります。プロジェクト遅延時のピリピリしたムードの中で16時間働くことは、精神衛生上非常によろしくないことは火を見るよりも明らか。実際にバタバタと離脱者が出ていきました。

土日に休めているだけ、まだマシだったかもしれません。私の同僚は別のプロジェクトで3か月間休みなしで稼働し続けたことがあり、その期間どのように過ごしていたか記憶が定かでないそうです。

もちろんこれ以上に厳しいプロジェクトを経験したコンサルタントも、世の中には多くいると思います。それは一旦わきに置いておくとして、「昔のコンサルファームは」という文脈で語られる当時の空気感としては、上記のような働き方も「まぁそんなに珍しくないし、ある程度仕方ないよね」と捉えられていたと記憶しています。実際に毎月のように残業を100時間以上記録していても、産業医との面談があるだけでした(産業医面談でも、自分から何かを言い出さなければ特段の是正アクションは取られませんでした)。良い悪いだけでの判断は差し控えるとして、10年ほど前の空気感は何となく伝わったのではないかと思います。

最近は忙しい人と忙しくない人が二極化している?

一昔前のコンサルティングファームは、みんな忙しくて当たり前、といった共通認識があったように思いますが、最近は働き方改革の影響により、大きく文化も変わっていると思います。それが、忙しい人は昔以上に忙しく、忙しくない人はそれなりに、という二極化です。

残業時間の規制により、さすがにコンサルティングファームと言えど青天井で残業し放題にさせておく訳にもいかなくなってきました。しかし、クライアントからの期待値が下がる訳ではなく、従来と変わらないクオリティの仕事が求めらます。じゃあ人を多めにアサインしてクオリティを担保・・・とはいっても、社内的に決められている収益ラインを割ることは簡単には許されません(人手が増えるとコストもかさむ)。結果として、比較的若手のメンバーは既定の残業時間内で仕事を終えるように求められるのに対し、マネージャー以上といった裁量労働制となる人たちは昔とあまり変わらない働き方をする・・・といった形になっています。

もちろん、仕事をバリバリ引き受けてバンバン昇進していきたい!という野心を持った若手コンサルタントは、残業時間を気にせずにどんどん仕事を引き受けています。一方で仕事もプライベートも両立させたいというコンサルタントの市民権も得られるようになってきており、ほどほどの仕事量の人もいるようです。マネージャー以上は(健康や家庭上の都合等が無ければ)バリバリ仕事が求められるように思います。

どのような心構えをしておけば良いのか

事業会社からコンサルファームに転職する場合は、コンサルタントの職位やシニアコンサルタントがメインになると思います。そのため、ご自身がどのような働き方を望むのか、きちんとコミュニケーションしていけば、望む働き方が得やすくなっていると思います。

個人的な考え方としては、せっかくコンサルタントとして仕事をするのであれば、それなりに負荷をかけながらキャリアを伸ばしていく方が良いのではないか、とは思っています。一定量までは稼働時間が長い方が学び・成長にもつながると思いますし、チャレンジングな環境に身を置くことは今後にとっても多きな財産になると考えているためです。もちろん、あまりに根を詰めすぎてしまうと体調を崩すリスクもありますので、そことのバランスも見ながら進めていく必要があります。

ファームによっても多少文化が異なる

またファームによって、仕事量や残業に対する考え方・文化が多少異なりますので、その辺りは転職エージェントにもきっちり確認すると良いでしょう。バリバリ仕事をしたいと思っていたのに残業の上限が厳しいファームだった、また逆にワークライフバランスもとりながら仕事したかったのに超体育会系だった、では目も当てられません。事前の調査が非常に重要ですので、エージェントに相談しながら進めることをオススメします。

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